被写界深度 – (2) 絞りとの関係

絞りとは、レンズ内にある部品で光の量を調整する機構のことです。

絞りの段階はF値と呼ばれ、「F1.4」「F2」「F2.8」「F4」「F5.6」「F8」というように数値で表され、数値が大きくなるほど絞られていて入る光の量が少なくなります。逆に数値が小さくなると、入る光の量は増えます。

絞りを小さくすることを「絞りを絞る」、絞りを大きくすることを「絞りを空ける」といいます。

絞りを変化させることで被写界深度がどう変化するかというと…。

【作例】

α350にTAMRON A16を装着してISO100に設定。絞り優先で撮影。

USA_A350_F2_8.jpg

F2.8で撮影

USA_A350_F8.jpg

F8で撮影

全然違いますネー。F2.8だとロゴの字が読みにくいですが、F8だとはっきり読めますねー。

このことから、

被写界深度を浅くしたい時…絞りを空ける

被写界深度を深くしたい時…絞りを絞る

とよいことが分かります。

レンズによってもっとも絞りを空けたときのF値(=解放F値)は決まっていて、それ以上は空けられません。

被写界深度を浅くしたいときは光をたくさん取り入れられるレンズ(=解放F値の小さいレンズ)を使うことになります。

深くするより浅くする方が大変なんですねーw

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